おしゃベリ劇場・バスに乗るまで その5〜出発〜

花のパリそば、油ソヴァ。
その付近に止まっていたタクシーを捕まえて飛び乗る。
“東京駅八重洲口!”
行く先だけを告げて、途中電話で場所を確認しながら、とにかくタクシーを東京駅へ向けて走らせた。
時刻は6:55。
みれく氏が1名遅れてくることを添乗員に告げておいてくれたおかげで、
7:20までに現地へ着けば出発には間に合うようだ。
あとは時間内に到着するだけだが、WSDから東京駅までの所要時間を尋ねたところ、およそ15〜20分かかるらしい。
しかも土曜日とはいえ朝の7時だ。多少の混雑が予想される。
はやる気持ちを抑えきれず、信号待ちの度にジリリ アセル。
運転手に何度も確認した。
“いまどこらへんですか?”
“あと何分で着きますか?”
運転手も急いでいることを察してくれたのか、多少荒めに車を走らせていた。
一方でばやさんたちと目的地の最終確認を取る。
場所は?八重洲口鍛冶橋駐車場!?
え、何!?富士屋ホテル?ホテルの前!?富士屋ホテルの前にいけばいいのね!?


“運転手さん!富士屋ホテルの前!そこに、人がいる!”


タクシーがオフィスビル街に飛び込んだ時、時計はすでに7:10を回っていた。
運転手さんが、あそこの高速の下をくぐれば、もう八重洲口に着くと教えてくれた。
高速の桁の下をくぐった先に、八重洲富士屋ホテルの看板が見えた。
そして、赤のラグランTシャツを着て手を振る人影が見えた。


タクシー代、2,600円。
だが、それ以上に大きな借りができた。
不安な時に背中を押してもらえた。
ピンチで助けてくれる仲間がいて、ホントによかったと思う。


すこし安心したせいか、着いたとたんにのどが渇いた。
でも金がない。
金がないからみれく氏にせびる。
これからの旅は、保護者なしではなにもできないのだ。
「いくら貸したか、覚えといてよw」
・・・面目ない。


でもいいんだ。
これで、Berryz工房に会える。
友理奈に会えるんだから、こんな嬉しいことはない。


バスに乗り込む前に、クレジット会社と銀行に電話をして、カードを止めてもらった。
警察には直接遺失物届けを出さないといけないらしいので、これは帰ってから済ませることにした。
応急処置が終わると、なんだか心の重荷が取れた感じがして、すがすがしい気分になった。


金はない。
金はないけど、
夢がある。


さぁ、出発だ!


7:45
ワタシと5人の仲間を乗せた13号車は、長野へ向けてゆっくりと走り出した。


ポッドキャスト
川*^∇^)||<ようやく出発しました。長かったですね〜w
今回の旅は、出発までに一波乱あったからね〜。
わざわざドラマティックにする必要はないんだけど、そうなっちゃったんだよな。
余計なストレスかけさせんなよって思うけど、自業自得だからしょうがないね。
川*^∇^)||<ホテルの前で、ばやさんの姿が見えた時は?
・・・何も言えねぇw
や、すごく安心しました。あのまま一人でいても鬱になるだけだったと思う。
どうせダメなら、ダメなところを見てもらってる方が笑ってもらえるね。
それにしても13号車っていうのが不吉やったわ。こう見えて僕、クリスチャンなんらもんw
川*^∇^)||<2代目?
志穂美悦子
いや、そういうわけでなく、
そういうわけでなく、
やだねー仏教徒って、
やーだねーw
ま、僕、
踏み絵ができるクリスチャンですけどね。