ばやさんの部屋に戻ったワタシは、とにかく隅々まで探した。
スピーカーの上、ふとんの影、押入れの中、
ありえないと思うところまでひっぺ返してみるがやはりない。
呆然としたまましばらく立ち尽くす。
心が折れた。
もはや探すことをあきらめ、一服しながらこれからどうするかを考えることにした。
カードは止めなきゃいけない。
警察には届け出ないといけない。
バスはイマからキャンセルしてナンボか返ってくるのだろうか。
今日どうしようか。
立川行くか。
でもよく考えたら立川に行くまでの金がない。
祐天寺にいる友人を頼ってみるか。
タクシーなら後払いだから、着いたとき出してもらったらいいか。
でもこの時間に起きてるのだろうか・・・。
そこで閃く。
“ん、後払い・・・!”
祐天寺の友人は、早朝に押しかけても起きてくれないかもしれない。
一方でイマ東京駅に行けば確実にバス仲間がいる。
旅行代金は前払いだから、グッズやおみやげを我慢さえすれば、
バスツアーを楽しむことはできるじゃないか!
ならば行く先はひとつである。
あとは、
一文無しのワタシを受け入れてくれるかどうかだ。
恥を忍んで電話をかける。
金はない。
金はないけど、
Berryz工房に会いたい。
「タクシー代は立て替えるから、とりあえず東京駅に来い!」
その一言を待っていた。
時刻は6:50。
もう迷っている暇はない。
タクシーを捕まえるため、大通りへ走った。
【ポッドキャスト】
川*^∇^)||<立川には行こうと思ってたんですか?
実はキャナァーリ本気でした。
なんて言うか、
キホンあむちゃんなんでね。
川*^∇^)||<ル・シャトリエの法則とも言えます。
だけど旅行代金前払いだからさw
それに気付きました。