おしゃベリ劇場・バスに乗るまで その4〜前払い、だよね〜

ばやさんの部屋に戻ったワタシは、とにかく隅々まで探した。
スピーカーの上、ふとんの影、押入れの中、
ありえないと思うところまでひっぺ返してみるがやはりない。
呆然としたまましばらく立ち尽くす。
心が折れた。
もはや探すことをあきらめ、一服しながらこれからどうするかを考えることにした。


カードは止めなきゃいけない。
警察には届け出ないといけない。
バスはイマからキャンセルしてナンボか返ってくるのだろうか。
今日どうしようか。
立川行くか。
でもよく考えたら立川に行くまでの金がない。
祐天寺にいる友人を頼ってみるか。
タクシーなら後払いだから、着いたとき出してもらったらいいか。
でもこの時間に起きてるのだろうか・・・。
そこで閃く。


“ん、後払い・・・!”


祐天寺の友人は、早朝に押しかけても起きてくれないかもしれない。
一方でイマ東京駅に行けば確実にバス仲間がいる。
旅行代金は前払いだから、グッズやおみやげを我慢さえすれば、
バスツアーを楽しむことはできるじゃないか!


ならば行く先はひとつである。


あとは、
一文無しのワタシを受け入れてくれるかどうかだ。
恥を忍んで電話をかける。
金はない。
金はないけど、
Berryz工房に会いたい。
「タクシー代は立て替えるから、とりあえず東京駅に来い!」
その一言を待っていた。
時刻は6:50。
もう迷っている暇はない。
タクシーを捕まえるため、大通りへ走った。


ポッドキャスト
川*^∇^)||<立川には行こうと思ってたんですか?
実はキャナァーリ本気でした。
なんて言うか、
キホンあむちゃんなんでね。
川*^∇^)||<ル・シャトリエの法則とも言えます。
だけど旅行代金前払いだからさw
それに気付きました。