ドルゴルスレン

从´∇｀从＜ダグワドルジ！

ＮＨＫの朝青龍特番を見て、改めて朝青龍が引退してしまったことを実感しました。
場所中に起こった不祥事が原因で、解雇されるよりも引退の道を選んだようで、
なんとなく諭旨免職みたいな印象を受けましﾀﾈ。

まぁ、今までも巡業サボってサッカーしたり、
負けた力士にケリかましたりして、協会から厳重注意を受けたことはありましたけど、
「強けりゃそれでいいじゃん」
という朝青龍の理屈で周りを黙らせるくらいの実績を残してきていたので
「相撲界におけるヒール」
として許された部分はあったと思います。

しかし、一般人を殴ったとあれば、日本の国技である「相撲」に泥を塗ることになるわけですからね。
もはや個人で片付くレベルではなくなったのだと思います。

だいたい、横綱じゃなくても力士が酔って人を殴ったなんてことになったら大問題でしょ。
ボクサーならライセンスはく奪クラス。
むしろ横綱じゃなかったらさっさと解雇されてたと思いますよ。

２、３日前の日刊スポーツに、うまい見出しがありました。

「品格と言うよりも、人格の問題」

我慢に我慢を重ねてきた相撲協会でしたが、最後はかばいきれなくなった感じですかね。

しかし、確かに問題は朝青龍個人によるところが多分にあると思いますが、
そうなる前に誰かがなんとかしてやることはできなかったのでしょうか。
もっぱら力士への指導は部屋が行うものですが、
師匠の高砂親方は元大関で、朝青龍は横綱。
この番付の逆転現象が起こったあたりで、親方の言うことを聞かなくなったらしいですよ。
周りもちやほやするばっかで、待ったをかける人がいなかったのも原因です。
なので、もっと協会が前面に出て、引き締めてやらないといけなかったのかなとか思います。

それから、
外国人力士だらけの角界だからこそ、
「伝統文化」としての相撲というものを教えておく必要はあるでしょうね。
他の格闘技と違って、神事としてのルーツや格式を理解させずに相撲だけ取らせていると
可哀そうな結果になってしまうな、と思いました。

千奈美にﾜﾀｼは、そんな朝青龍が相撲を引退することになって、残念ということは全くありません。
むしろ歓迎するくらいです。
あえて言いますが、ﾜﾀｼはアンチ朝青龍ではなく、その強さは素直に認めているところです。
あの把瑠都を投げ飛ばした怪力、さぼりのモンゴルで魅せたサッカーでの身のこなし。
今までの力士とは格が違うと思います。
おまけにまだ２９歳。
現役最強力士が最強のまま引退。
だからこそ、

私の夢である

「現役力士の総合挑戦」

が見られるかもしれない！

いや、引退したばっかなのに不謹慎だなと思われるかもしれませんが、
格闘技ファンの間で根強く残る
「相撲最強説」
を明らかにできるチャンスが巡ってきたともいえるからなんです。
実際力士の張り手は１トンを超える衝撃もあると言われます。
あの厚みのある体の下には、筋肉の鎧を着ているとも言われます。
果たして打撃が力士に通じるのかと。
投げ技も豊富で、まわしを掴まなくとも小手投げ、すくい投げで相手を投げることもできます。
その投げ技にも危険な落とし方があるのではなないかと思わざるを得ません。
きめ出し、さば折りと言った関節技もありますし、
さらには決まり手４８手の他にも、５２の関節技ならぬ、伝統の中で忘れ去られた幻の技があるかもしれません。
何よりあの立ち会いのぶちかましをＫ−１選手がくらって立っていられるのかと。

一方で走り回られた際について行けるのか、
スタミナが持たないのではないか、
さすがに顔面の打撃には耐えられないのではないか、
というデメリットもあります。

果たして相撲は強いのか！？
純粋に格闘技としての相撲について知りたいのです。

ヒールでならした朝青龍ならば、タブーを解禁するかもしれません。
ぜひ、今のままで、
大銀杏を結い、回しを締めて、
さいたまスーパーアリーナなんかのリングに上がって欲しい！

かつて元幕内戦闘竜は、PRIDE 武士道 -其の伍-でマル・ザ・ツイン・タイガーをＫＯで破り、
こう言いました。
「相撲は、強いんだよ！」
その言葉を検証するためにも、ぜひ、
リングに上がってください！

しかし実際に朝青龍には格闘界からオファーは来ているだろうな。
朝青龍ならいきなりＵＦＣのリングに上がりそうな気がしてならないのですがｗ