岡田ロビン日明

昨日のエントリーで思いついた。
NGP!ネタ。


題して、
「岡田ロビン日明」


2010年1月2日、
今年も中野サンプラザでのハロー!プロジェクトのコンサートから一年が始まる。
ヲタの間では、
「一年の計は中野にあり」
と言われ、その年のレス運を占うと言われる。
(民明書房)


例年そんな浮ついた、おせち料理感覚のハロコンであるが、
今年はひとつの風のウワサが流れ、いつもとは違うふいんき(←なぜか変換されない)
に包まれていた。


ガチなヤツらが、帰ってくるらしい…。


コンサートは開演前から物々しいふいん(ry
で進んでいき、
途中嗣永桃子の「真野のかませ犬」発言や、
舞美のヒール化などのブックはあったが、
特にヲタ同士で殴り合いなどはなく、
2、3人が会場の外に出て、
涙ながらにグーと言っていたくらいだったと聞いている。
そしてようやく、中締めの「愛の意味を教えて(詠み人知らず)」を歌い終わったところで、
ハローのリーダーである高橋が口を開いた。


「え〜、ここで発表があるがし」
ハロープロジェクトに新しい仲間が入ってくるがし」


袖で聞いていて「仲間」という言葉に違和感があった。
だが、出ばやしのBGMがなったとたん体が反応した。
会場にどこかで聴いたことある曲が流れる。


これは…

夢にホップ
ステップ
ジャンプ


じゃ〜んぷ♪


一部のヲタがトレインを作っていた。


そう、
ステージに呼び込まれたのは、
かつてハロプロエッグとして活動し、
2年半前にNGP!立ち上げと同時に移籍し、
独自路線でオリコン4位にまでたどり着いた
あの、THEポッシボーであった。


ポッシメンはトレインをしながらの入場であり、
真ん中に来るまで時間がかかったため、高橋から
「早くするがし」
と促され、途中からは早足で並んでいた。
千奈美梨沙子は待ちきれず居眠りをしていた。


2年半ぶりにハローのステージに立ったポッシボーの5人。
Familyの衣装を着て、並んだ5人の表情は明らかにエッグの頃とは違い、
どこか達観したかのような目をして客席を眺めていた。
さすがは石丸で死線をくぐり抜けてきただけのことはある。
その目は誰に指差しをしてやろうかとヲタを物色していたに違いない。
いや、そうじゃないかな。
たぶんそうだと思う。



そしてポッシボーのハロー復帰が発表され、
ポッシボーを代表して、ロビンがあいさつすることになり、
一言、こう言った。


「2年半NGP!としてやってきたことが何であるか確かめに来ました」


早速後半部分からコンサートに参加することになったポッシボー
だがしかし、帰ってきたロビンたちを待ち受けていたものは、

あの頃と変わらず、なんかチアっぽい衣装を着させられ、

ハロプロエッグとして活動した頃となんの変わりばえもしない現実で、

隣には西念がいた。





目の前で、





Berryz工房が歌っていた。





℃-uteが歌っていた。





ロビンは大きくなったな、と思った。







真野恵里菜が歌っていた。

誰だコイツと思った。





S/mileageが歌っていた。

NGP祭りで一緒にステージに立ったことを思い出しては、

立場が逆転したことに苛立ちを隠せないでいた。





それでも「HAPPY 15」でも歌えば、流れを引き寄せることはできると

ココロの中で内なる闘志を燃やすロビンとその他4人であった。





ロビンは機会を待った。
待ったが、

いつまでたっても西念の隣にいたままで、

一向に歌わせてもらえる気配はなかった。



そうこうしているうちに、大半のグループが歌い終わった。
ようやく出番が巡ってきたと思ったロビンだったが、
渡されたのはマイクではなく、
新生しゅごキャラエッグの後ろで踊るためのポンポンだった。


だからこの衣装なのかよ!



怒りをあらわにしたロビンは、隣で楽しそうにポンポンを振る西念を見て、
八つ当たりをするかのようにこう言い放った。


「ハロー!だったら何をやってもいいのか!?」

しかしポッシボーを迎えた初の合同コンサートということで、

コンサート終了後に、握手会をやらせてもらえることになっていた。

NGP!で鍛えた技を魅せるチャンスが来たのだ。

その時ロビンは奥取締役に何度も確認するかのようにこう言っていた。


「やっちゃっていいんですか」

しばらく新曲は出させてもらってなかったが、

ハロヲタで3ヶ月前に出した「Family」を持っている客は少なかったので、

とりあえずそれでいいからということで売らせてもらった。

握手後は会場の外に出てしまうため、

おまいつはループできなくて残念がっていたが、

そんなことはロビンにはどうでもいいことだった。

新規ファンを獲得することこそ、この握手会の狙いだったからだ。





腕が鳴るロビン。

今や遅しとヲタの行列を待つ。

だが列の一番奥に、もう一人誰かが来るであろう空間を見つけた。





そこに現れたのは、2009年6枚のシングルを発表し、

2ヶ月後に7枚目のシングルを発売することが決まっていた

真野恵里菜だった。





はっ!としたロビンは、柱に貼られた手書きの張り紙を見た。

そこには、

新曲予約券購入者握手会会場

(ゲスト:ポッシボー

と書かれてあった。

握手会に並んでいるヲタが手にしていたのは、

ポッシボーのCDではなく、

2ヶ月後に発売される真野恵里菜新曲予約券だったのである。

やり方が汚いなと思ったが、

どことなく同じ匂いを感じ取っていた。





その時の感想を、こう語っている。


無人島と思っていたら、そこに仲間がいた」

その姿を見たモーニング娘。のあるメンバーは、こう言ったらしい。


「ポッシのオリコン順位って、300人が30枚ずつ買ってあげてるからなの〜♪」



その話を聞いたロビンは怒りを露わにしてこう言った。

「握手会商法でもなんでもな、誰が一番売れるか決まるまでやればいいんだよ、決まるまで!」


なぁ!まのえり
と横を見たが、
真野ちゃんはマネともらったプレゼントの品定めをしていた。



こうして握手派の急先鋒として、旧態依然としたハローの選民イベ派に噛みつく形で、
ポッシボー、いや、
岡田ロビン日明の戦いが始まったのであった。



つづく…




わけないだろw


※この話はフィクションです