さよならカントク

古田が18年のプロ野球生活に別れを告げました。
日本一4回、MVP2回、首位打者1回、ノムさん以来の2,000本安打達成、
そして代打オレ。
憎たらしい選手だったが、ID野球の申し子としてヤクルトを常勝軍団にまで高め、
選手会会長としても、オーナーどもと真っ向から勝負を挑んだ男。敵ながら天晴れ。

私が捕手古田を評価したいのは、頭脳的なリード、圧倒的な盗塁阻止率もさることながら、
やはりそのバッティングですね。
キャッチャーは守ってさえいれば打てなくてもいいみたいなイメージがありましたけど、
入団2年目で落合を1厘差退けて首位打者。その翌年も3割、おまけに30本。
完全にキャッチャーのイメージを変えてくれました。
古田がいたから城島や阿部のような打てるキャッチャーが現れたのだと思っています。

リードでは、95年の日本シリーズイチローを手玉に取ったあたり、さすが古田、憎たらしいと思いましたよw

監督としてはプレイングマネージャーの重責もあったかと思いますが、選手に対してやや甘いところがあるというか、
仲良し集団に見えてしょうがなかったんですね。ちょっとその辺が仇になったかなと思います。
まぁ、結局は戦力がものをいうわけですが、あれじゃ古田でもお手上げかなってところもありましたけどね。

引退後の古田は下手に政治家へ立候補などせず、しばらく外から野球を見て、また現場へ戻ってきて欲しいですね。
もしくは、いっそのことコミッショナーでもなってくれませんかね。
思い切ったことをやってくれると思いますよw

私が知る限り、最高のキャッチャーです。
どうもお疲れ様でした。

※98年西都キャンプでブルペンから走って帰ってるところをキャッチ。
 何人かにサラサラサラって書いて、「すまんなぁ急いでるんや」って走っていかれました。
 感じのいい人でしたよ。