真野恵里菜ファーストアルバム「FRIENDS」

買ってきた。

FRIENDS(初回限定盤)(DVD付)

FRIENDS(初回限定盤)(DVD付)

まだ聴いていない。
だが、聴く前からすでに作品としてよい。
丁寧に作りまれているというか、歌手にとっても制作者にとっても大切な一枚であることがわかる。
趣向を凝らした工夫が随所に施されているのである。


なお、ワタシはまだ聴いていないので、
歌の感想などは一切ない。


まずDVD付き初回盤。
初回盤にDVDを付けるのは、今や珍しいことではない。
実際Berryz工房の場合、イベントの模様を収めたDVDを付けていたし、
℃-uteもインタビューや「℃-ute会議」を収めた、実に68分にも及ぶDVDを付けていたこともある。
今回真野恵里菜ファーストアルバムに付属のDVDは53分である。
だがその内容が、「デビュー前の秘蔵映像満載」の「まのえりHISTORY」となっている。
まだいちまいめなのに、もう振り返るなんて、生き急いでいるのではないかと多少心配になってくる。
裏返せば、それだけこのいちまいめにかける重みが伝わるというまのである。


次に歌詞カードであるが、ワタシは“コーラスに誰かいるんじゃないか”と期待して、
いつも歌詞カードを細かいところまで読むようにしている。
今回も買ってまず歌詞カードを取りだしてみると、パラッと何かが落ちた。
ハガキのようなものだ。
のようなものでなくてハガキだった。
“よくありがちなアンケートハガキだろう”
と思って手に取る。
真っ先に目に留まったのは、

恐れ入りますが
50円切手を
貼ってお送りく
ださい。

“また50円切手を貼らなくちゃいけないのか”
と思ったが、見るべきところはそこではなかった。
宛先をよく読め。

真野恵里菜『FRIENDS』
      年賀状応募事務局係

年賀状!?
℃-uteかもめーるに対抗してのものかは。
もしくは年末のこの時期に発売したから、たいせいあたりが
「年賀状とかどうなん?w」
とでも口走ったのだろうか。
とにかくアルバムを買えば、真野恵里菜直筆年賀状が当たるかもしれないのである。
応募締め切りは12月21日(月)必着なので、
遠方に住むワタシは明日にでも発送することにする。
しかしながら、真野ちゃんのアルバムは売れて欲しいのであるが、
売れれば売れるほど、年賀状の倍率が高くなってしまうので、内心フクザツでもある。


さて、ワタシはDVD付き初回盤を買ったので、ジャケットは帽子をかぶっている真野ちゃんである。
歌詞カードを取り出して、ジャケットを見た。


・・・


カ・ワ・ユイ


しばらくその帽子真野を眺めており、なかなか開く気にならなかったほどである。
あと意外と耳が小さいなと思った。


歌詞カードを開けて、まずオリジナル曲の作曲家が誰かを見てみた。
残念ながらKANはおらず、また、ドラマつながりで「真矢→河村隆一」もなかった。
「いつもいつでも」「サンタのサキソフォン」あたりの作曲者が誰なのか気になっていたのだが、
作曲は経塚 泰誠だった。
千奈美に経塚 泰誠(きょうづかたいせい)とはたいせいの本名である。
余談だが、「OSOZAKI娘」「この胸のときめきを」「おやすみなさい」
そして、ファーストライブのラストを飾った「まつげの先に君がいる」の作曲者畠山俊昭は、
はたけのことである。
はたけの方が曲を書いているのか。何をやっているのだプロデューサーたいせい。
それはさておき、作曲はすべてアップフロントの自前で賄っていることになる。
なるほど、シャ乱Qは復活して何をしているのだろうと思っていたが、
真野ちゃんの仕事をすることで養わせていたのだな。
さすが寺田。


さて、パラパラめくっていると、下段に太枠で何か書いてある。
コーラスや演奏者かと思い、目を凝らしてよく見ると、

MANO COMMENT

と書いてある。
それが全曲にわたって書いてある。
つまり、セルフライナーノート(とは言いすぎかもしれないが)が付いているのだ。
ハローのCDを買い続けて10年以上経つワタシだが、
本人のコメント入り歌詞カードは見たことがなかった。
おそらく初の試みではないだろうか。
ということで軽い衝撃を覚えた。
千奈美に一枚めくった4ページめのプールサイドでたたずむまのももにもまた衝撃を覚えたのである。


ところで今回のコーラスや演奏者はどこにあるのかといえば、CD・DVDがパカパカ開くフタの裏、
中敷きのジャケットに記載してある。
コーラスは主に「ATSUKO INABA」「S/MILEAGE」が担当していた。
コーラスに稲葉の名があるのを見ると、その熱唱に期待しつつも安心できる。
今作は、10月末をもって引退してしまった稲葉にとっての最後の仕事でもあったのであろう。
そう思うとまた感慨深い。
と同時に、今後のコーラスが誰になるのか不安にもなってくる。
そろそろ中澤や小川と言った娘。OGにその役回りが回ってくるのではないかと予想しているのだが。
千奈美スマイレージもメジャーデビューしてしまえば、
コーラスやバックダンサーとしての枠にとどまることはなくなるだろう。
そうなると、来年の真野サポーターズが誰になるのか、注目したいところである。


歌詞カードに戻ろう。
歌詞カードにも真野ちゃんの写真がふんだんに使われており、
中ごろには4ページにもわたって見開きの真野写真が載せられている。
さながらミニ写真集のような趣で、
先に述べたマノコメントも含めて、歌詞カードだけでも十分楽しめる作りになっている。


これだけでも十分なのだが、
「FRIENDS」は手を抜かない。


最後のページは今作を手がけた制作者の名前が羅列してある。
その中には、サウンドプロデューサーのたいせいの名前や、
レコードエンジニア、アートディレクターの名前が載せられている。
PHOTOGRAPHY:MASASHIGE OGATA(SHERPA)
とある。
SHERPAの尾形正茂氏のことだが、
http://www.sherpa-jp.com/
Berryz工房 in Hawaiiの撮影を行った石川信介氏の師にあたり、SHERPAの総本山とも言える御方である。
比較するのはよろしくないかもしれないが、撮影をしたのが、
Berryz工房はアシスタント。
真野恵里菜は本人。
それだけ真野恵里菜に賭けているということだろう。


ARTIST PRODUCER:SADAHIRO TERAI(J.P ROOM)
は、事務所の社長・寺井 禎浩氏
ARTIST MANAGEMENT:MAYU OZEKIはマネティ。


EXECUTIVE PRODUCER:NAOKI YAMAZAKI
普通ならこれで終わる。
だがそのあとにもSPECIAL THANKSが続く。


HIDENORI SUGAI
にやぁ〜お、
にやぁ〜お、でおなじみ、
道重に割り箸をくわえさせ、
田中れいなに「音楽をなめないでください」と泣いて説教をしたボイストレーナー
菅井英憲http://hwm5.gyao.ne.jp/hide-shout-int/


SHUUBI
福岡出身のミュージシャン「SHUUBI」のことだろうか。
http://www.shuubi.com/


TAMON ANDREW NIWA
言わずと知れた丹羽多聞アンドリウ氏。
今の真野恵里菜があるのも、この人に認められたからではないだろうか。
http://www.tvlife.jp/blog4/



そして総勢20人を占めるSPECIAL THANKSの最後はこう締めくくられている。




AND...ALL OF MANO FRIENDS



・・・


ワタシはまだ聴いていない。
聴いていないが、
心はすでに満たされたのであった。


真野ヲタでよかった。



(。・∀・。)ノ<はよう聴け!w