千奈美に

欧州三冠馬ラムタラのほうが馴染みがあったりしてw
ニジンスキーの最後にして最高傑作。
4戦4勝、ミルリーフ以来の欧州三冠馬
その闘争心はすさまじく鞍上のデットーリ騎手をして「彼はライオンのようだ」と言わしめたのはあまりにも有名です。
ラムタラが三冠を賭けて臨んだ凱旋門賞はBSで見てましたね。
早々に先行しちゃって大丈夫かとヒヤヒヤしながら見てたんですが優勝を決めたときはなんだか歴史の瞬間に立ち会えたような気がしました。
ダービーはキャリア1戦、三冠を決めたときもぶっつけ本番。
なにもかもが常識外れ。
そして種牡馬として日本に輸入されましたが、44億円でシンジケートを組まれたこともまた常識外れでしたね。
種牡馬としては成功したと言えませんが、ノーザンダンサーインブリードが敬遠されて、いい繁殖牝馬にめぐり合えなかったからではないでしょうか。
だからといって現役時代の競争成績が色あせることはありません。
特に英国ダービーでの末脚はネ申です。


さて、ラムタラといって思い出すのがフサイチコンコルドですね。
父がニジンスキーの子カーリアンでわずかキャリア3戦目でダービー優勝ということもあり、
“和製ラムタラ”と呼ばれました。

実は、
ちょっと自慢ですけど、
この馬はデビューの頃から追っかけてまして、
前年のラムタラフィーバーを見たJRAが日本でもラムタラのストーリーを描いているに違いないと思い、
血統的に和製ラムタラはこの馬だと決め付けていました。
そして何とかダービー出走にこぎつけ、武豊ダンスインザダークを差し切ってしまったわけです。
当時金がない私が単賞と馬連を1マソずつ突っ込み、何十万という大金を手にした後、
中洲へ消えていったという美しいエピソードがありましたとさ。