(o・v・)<ねえ、ばや君て好きな人いるの?

(ばや)<そうだねーつ、

と言い掛けたところで黒板消しの手が止まった。

あぶねー!もう少しで口がすべるところだった!

こんなこと言ったらクラス中に広まっちゃうじゃん。

3組の嗣永が好きとか言ったら・・・


(o・v・)<つ?

あれ?聞かれちゃったかな?


(o・v・)<つぅ?

聞かれてるよw


(o・v・)<つぅつぅつぅ?

ちょっといたずらっぽく下から覗いてくる舞ちゃんは、小悪魔そのものである。

つかヤヴァイ状況。どうしよう!


(ばや)<つ、つ、つ・・・

(o・v・)<つぅつぅつぅ!



(ばや)<辻先輩!



(o・v・)<えー!ばやクンって辻センパイが好きだったの!?

(o・v・)<でもね〜辻センパイには彼氏がいるんだよ。

(o・v・)<残念だったね!ば・や・クン♪


って、ウソなんだよw


(ばや)<じゃあそういう舞ちゃんは好きな人いるわけ!?

と、ちょっとムキになってるっぽく振舞う僕。

クラスの人気者、舞ちゃんの好きな人、ちょっと気になるかな・・・

(o・v・)<え〜っとねぇ

(ばや)<うんうん

(o・v・)<背が高い人!


(ばや)<んだよ、それってズルくねぇ?つか、ないものねだりじゃんww

(o・v・)<うん、そうだよ♪


(o・v・)<あ、きれいになった!じゃ、あと机並べておいてねー ノシ

(ばや)<あ、ちょっとちょっと、舞ちゃん!

ガラガラガラ


行ってしまった。

つか、昔からそうなんだよなぁ。舞ちゃんって。ワガママっていうか、気まぐれっていうか、ん〜読めないなぁ


ガラ


ん?

(o・v・)<だからもぉっとおっきくなってね♪



(ばや)<え・・・ ドクン

なんか胸の奥のほうが熱くなった。



こんな感じでよかったっすかw?